二本の足でたつ姿がかわいいと人気のレッサーパンダも絶滅危惧種です。絶滅の危機が進んでいる主な原因は毛皮やペット目的の密猟、生息地の減少です。出生数が平均1〜2頭と少ないことや繁殖が難しいことも一因になっています。元々はネパール語で「竹を食べるもの」という意味で「パンダ」と呼ばれていましたが、19世紀にジャイアントパンダの存在が広く知られるようになると、大きなジャイアントパンダに対して、頭にlesser(小さい)を付けて「レッサーパンダ」と呼ばれ、この名前で浸透しました。中国語でレッサーパンダを「小熊猫」、ジャイアントパンダを「大熊猫」と記すのは、レッサーパンダを熊猫と呼んでいた頃の名残です。