クロサイはアフリカに生息している、大きい個体だと体長が3.6メートル、重さが1800kgにもなる大型の動物です。防御や威嚇の際に使われる2本の大きなツノが特徴です。目は悪いですが、鼻は捕食者の匂いを敏感に察知し、耳も回転することで音の来る方向を感知できるほど発達しています。かつてクロサイは10万頭以上いたと言われていますが、狩猟により2400頭程度まで減ってしまいました。南アフリカや東アフリカ諸国の努力で4200頭まで増えることができましたが、現在でも絶滅の危惧に瀕しています。狩猟の目的は二本の大きなツノです。ツノは伝統薬の成分として重宝されており、禁猟となった今でも密猟を狙う人がいるのです。